2024年3月24日日曜日

ZENからStaut へ

 カヤックの重さが身にしみると歳になってきて、パックラフトを漕ぐことが多くなってきました。でもどっこいまだカヤックも漕いでます。

今月、約9年乗ってきたZEN(Sサイズ)とお別れし、Waka kayakの Staut を手に入れました。

新艇はZENと比べるとなかり長く、太く、ロッカーが大きいです。コックピットもでかくてこれまで使っていたスプレーが入りませんでした。そしてフットレストが遠くて一番近くしても足が届かず、前部隔壁のフォーム材を削って調整する必要がありました。

ZENはクリークというよりは快速リバーランニング艇、新艇はクリーク艇のスペックでしょうか。乗りこなせるかは分かりませんが、フィッティング中から何だかわくわくしてきました。これでどこへ行こうかな、、、。












ZEN(S);L248cm、W60.9cm、V208L

Staut   ; L257cm、W67cm、V310L


2022年11月11日金曜日

Class5ネパールカヤックツアー~その⑥~

 ポカラで休んだ翌朝、早起きしてホテルから歩いて数分のフェワ湖に日の出を見に行きました。まだく暗いうちから観光用のボート屋さんには人がいて、客一人でこぎ出してもらいました。ちょうど船上で夜明けを迎え、アンナプルナやマチャプチャレがほのかに赤く染まりました。夜が明けるとマチャプチャレは白くはっきりそそり立っているのが見られました。



お昼は南極さんと裏道の食堂でモモをいただきました。これは餃子そのもの。ただタレががピリ辛ですが、美味しかった。お土産を探しに近所のスーパーに入ったら、なぜか清酒白鹿のポスターが。





午後はまたプロペラ機でカトマンズへ。機内からもまたヒマラヤが見られました。そして初日泊まったホテルにiPadを取りに行きました。実はiPadを置き忘れていたのですが、電話しておいたらちゃんとラッピングしてとっておいてくれました。ありがたい!これがヨーロッパや南米なら無くなっていたでしょうね。


夜は南極さんにおしゃれなネパール料理をごちそうになってしまいました。何から何までお世話になりありがとうございました。一緒にいていただいてホント、心強かったです。


             あんこの入ったデザート、美味しい!

同日23時発のシンガポール航空機で帰国。日本の再入国時はVisit Japanというアプリで検疫・税関の両方の情報を入力しておきます。これも南極さんに教えてもらうまで知りませんでした。帰国するのになぜvisitかは謎ですが、入力しておくと空港ではスムースに入国できました。                                     

いまはまだ魂はネパールにいるような気持ちです。
ネパールカヤックツアーをまとめると
・川は大きく水量豊富で流れが速い。ウェーブでかいがホール少なくよけられる。人工物もほとんど無い。川は楽しい>>>リスク でした。
・雨期が終わって乾期の始まりに訪れたが、水は豊富。これから冬には減って行く見込み。
・ネパールの人は親日的な人が多く、もてなそうとする姿勢が伝わってくる。礼儀正しく、挨拶すると合掌して挨拶を返してくれます。日本に来たことある人、英語日本語できる人多く、コミュニケーションには困らない。また犯罪の危険性が少ない。ただ交通事故には要注意です。ネパール人はハンドル持つと人格変わる?道路横断も命がけです。
・宿泊や飲食は安いが、ビール(500円)、ガソリン(180円/L)は高い。地酒(ロキシー、粟の焼酎)はただ!
・出発前の関東よりかなり暖かい。日中はTシャツ短パンで十分。夜はパーカーか何かは必要。キャンプでも寝袋だけで寒くなかった。
・今回とまったホテル・グランピング・キャンプ場は水洗トイレ(紙付き)、シャワーありましたが、場所によっては紙は置いてないなしい(手で拭く?)ので紙は持参を。
・野犬(地域犬?)が沢山いるので、狂犬病の予防注射はやっておいた方がよい。またA型肝炎ワクチンもおすすめ。デング熱多く携帯蚊取り線香と虫除け軟膏も持参。
・今回行った地域以外に、山に近づけばクリーク、南に行けば熱帯ジャングルクルーズが楽しめるのではないかと思います(想像)。今回行った川はそれぞれラフト会社もありカヤックツアーもやってくれるようです。
・出国前にオンラインビザの取得、帰国前にVisitJapan登録をお勧めします。

ああ、また行きたい!







2022年11月10日木曜日

Class5ネパールカヤックツアー~その⑤~

 さてカヤックツアー4日目、今日がネパール最後のカヤックです。

この日はトリスリ川のロワーセクション、宿泊地キャンプ場から出発する約20km。波はさらに大きくなると脅されて出発しました。





距離はあるが流れが速く、波はますますでかい。ただ瀬は比較的単純で危険箇所すくなくまったくスカイティングなしで一気にくだりました。いやあ、楽しかった、すごかった。でもなんとか泳がずにツアーを終えられました。                     

動画はこちらから
https://vimeo.com/769224927            


陸に上がってからはまたタタ製トラックで一路ポカラを目指します。道はずっと同じ、ポカラとカトマンズを結ぶ幹線道路。現地では高速道路と呼んでいるようですが。途中昼食で寄った「DalBhatPower」というレストラン、店主は日本にいたことあるマッチョマン。ネパール風焼きそばチョウメンが超美味しかった!ほんのりカレー風味で繊細、上品。南極さんが食べたダルバートもとてもおいしかったようです。






さてここから4時間程度かかったでしょうか。ようやくポカラに戻ってきました。途中の運転は怖かった。今回の運転手さんも御岳でラフトガイドやったことのある方でした。優しそうなんですが、ハンドル持つと人が変わるぅ!そんなに急がないで良いのにと言いたくなるくらい、どんどん追い越します。ほんとヒヤヒヤでした。


          当地ではガソリン180円/Lと日本より高い
           ポカラが近づくとヒマラヤが見えてきます
国道沿いはずっとかんな感じの店が続きます
               もうすぐポカラ

ようやくポカラの到着しほっとできました。地ビールで乾杯、満足感に浸る瞬間でした。



2022年11月8日火曜日

Class5ネパールカヤックツアー~その④~

 カヤックツアー3日目の朝。この辺は午前10時頃まではどんより曇って肌寒く、川に出るのはそれ以降の時間。まずは朝食前に近くのお散歩。ハンター氏が1時間近く地元を案内してくれました。この日に下る予定のTrishuliRiverの吊り橋を渡りぐるりと一周。ちょうど稲刈りをしていました、もちろん手作業。でも風景は四国の山奥と言っても違和感ないどこか懐かしい感じです。ただ、所々にバナナが自生していましたが。


まずはバナナを買って腹ごしらえ



           草の根を折ってシャボン玉を作るハンター氏

さて、いよいよカヤックツアー3日目の出発。日に日に川のグレードが上がってきていますが、この日はTrithuliRiver のアッパーセクション。数日前に師匠がくだったときは生きて帰ることだけ考えてたという激しいところ。その時よりはだいぶ水位は下がっているらしいですが、かなりビビりながら出発。移動はまたタタ製のトラックですが、初めて荷台に載りました。20km程度の移動ですが、爽快と恐怖の入り交じったジェットコースターのような時間でした。



さあ出発。大きなマクノに慣れては来ましたが、普通に漕いでいると船が大きすぎて毎回右手親指がデッキに当たってしまいだいぶ傷ができてきました。それで(という言いわけですが)どうしても右の漕ぎが甘くなってしまっています。3つの大きな瀬があり、一部Class4と言ってましたが、まあすごかった。川と言うより荒れた海を漕いでる感じでした。沈はしましたがなんとか泳がずにすみました。







動画はこのリンクで
https://vimeo.com/768389656

ゴールは昨夜泊まったCBCの川岸。すぐにシャワーを浴びてビール!夜は疲れと満足でぐっすり休めました。                                 





Class5ネパールカヤックツアー~その③~

さて、カヤックツアー2日目。グランピング施設でおしゃれな朝食とコーヒーをいただいてからゆっくり出発です。泊まったところから昨日上陸した地点までは100mくらい。そのままにしてあった船に乗り込みます。ガイドさん達は岸辺で野宿していたようです。           
グランピング施設に電気は来ていたのですが、充電コードを忘れてきたのでこの日はGoPRO撮影できず, 残念! 川は昨日よりは下流ですが、瀬はやや激しくなり波も大きくなってきました。当初扱いに困った大柄のマクノには多少慣れてきた感じです。





写真で見るとたいしたこと無いように見えますが、一つ一つの波はでかくてパワフルです。そして増水でも無いのにエディーはどこもボイルしていて不安定。瀬が終わってからも難しくゆっくり休むようなところがなかなかありません。それでもなんとかこぎきり、昼頃にゴール。                                      




ゴール地点のすぐ横にあるお店でビールとお昼ご飯のダルバート。ここのもシンプルだが美味しかった。その後またタタのトラックで2時間ほど移動しこの日以降の宿泊地 ChouaundinBeach Camp(CBC)へ。                      


 








この日宿泊地は川につながるキャンプ場で、電源、シャワー、水洗トイレ、ビールあり。ここはガイドのハンター氏の出身地でもあります。ネパールは100以上の多民族社会ですが、このあたりはグルカ兵で有名なグルン族の多い地域。若い男性は傭兵になるかリバーガイドになるかなどで海外に出る方も多いようです。キャンプ場のオーナー、アルさんもハンター氏を小さい頃から知っているようで、ラフト会社も経営。だいたい英語で会話、多少日本語も分かるようです。夕食のダルバートも焼き鳥も美味しくいただき、河原のテントで眠りました。テントの横には犬が一緒に寝てくれて、狐など野生動物が近づくと吠えて守ってくれました。