2013年4月24日水曜日

雪の檜枝岐で2脱を喰らう


421日はClass5奥会津檜枝岐ツアーに行ってきました。
さて関東ではとっくに桜も散ってしまい、我が家の前の公園ではツツジが咲き誇っています。ところが前日の天気予報で、会津は雪になるとのこと。まさか積もるほどでは無いだろうとは思いましたが、念のためノーマルに履き替えたばかりのタイヤをスタッドレスに戻し、朝6時過ぎに出発しました。東北自動車道ではみぞれ交じりの雨が降っていましたが、塩原に着く頃には本格的な雪になってしまいました。道路にも積もりだし、アンチスキッドシステムが頻繁に作動します。いやぁ~、タイヤ変えておいてよかった!ノーマルだったら絶対たどり着けなかったでしょう。
慎重に運転して集合時刻の10時前には到着。雪の檜枝岐は初めてでしたが、すばらしい景色です。屏風岩も迫力あり、S字滝は一段と荘厳な雰囲気になっていました。水量も相当あり流速もかなり早い感じです。アッパー、ミドルのコースでもよかったのですが、この日はメンバーが私一人だったので、まだ行ったことのない檜枝岐川ロワーセクションを漕ぐことにしてもらいました。

屏風岩駐車場にて
                         
雪景色のS字ねじり滝

    
スタート付近の風景。やはり日本は雪月花ですね。

 さて、川に出るとまた幻想的な世界が広がっていました。増水している水はあくまでも澄んでおり、しかも非常に早く流れています。周りの木々には雪が積もり、時々ガサッと落ちつてゆく時以外は、水音だけが谷にこだましていました。
そんな夢のような景色の中、初めてのコースなので慎重にスタート。しかし直後、2回目のエディーキャッチで沈脱!マキマキのエディーで揉みくちゃになりました。いきなり消耗、トホホです。それにしてもロールスランプが深刻です。去年までは不安も感じなかったのですが、なかなか出口が見つかりません。
その後しばらくして鱒滝に到着。以前より落差が減っていますが、水量が多いのでなかなかの迫力です。流れも少し変わっている様子でした。まずはYararenger師匠がお手本。難なく通過。そして私。ブーフして、少し右に飛んで・・、と思っていたら滝に巻き込まれ沈、またも脱!すかさずロープが飛んできて事なきを得ました。自分ではなぜそうなったか解らなかったのですが、写真を見ると、バウが右により過ぎ、船体が滝に平行になってしまっていました。これじゃぁ沈脱するわな。ブーフはバウを下げない事も必要ですが、左右方向もコントロールする技です。前者だけを意識していたので粗沈となってしまいました。まだまだじゃのう~。


Yararenger師匠の鱒滝超え、完璧です



鱒滝の私、ここまでは良さそうに見えますがこの後に粗沈!

核心部にて

その後もどんどん瀬が迫ってきます。テクニカルでは無いですが、スピードも速く、パワーもあります。直線的な瀬が多いのですが、勾配が強く波も大きいので見えないところに大きなホールが口を開けています。トロ場がほとんど無く、泳いだらどこまで流されるか解らないくらいで恐怖も感じました。核心部は山が開けたところにありましたが、きつそうなホールで、下流側にも大きな岩と瀬が迫っていました。それでも鱒滝の後はなんとか沈せずクリア。スピードはあるのであっという間にゴールに到着。いつの間にか雪も上がり、青空もみられるようになっていました。帰りの路上は雪が溶けており、塩原までおりてくると桜の向こうに雪山が見えていました。



塩原まで降りてくると春が出迎えてくれました
動画はこちらでご覧ください

どうしてもフィットする音楽が思いつかず、生音のみで編集してみました


2013年4月20日土曜日

滝谷川ツアー


414日はClass5滝谷川ツアーに行ってきました。
滝谷川は只見川の支流で、野尻川よりはふた山ほど下流側にあります。ゴールは西山温泉付近、のどかな山村風景が広がっています。この日は快晴。日陰にはまだ残雪があちこちにあり、気温は高くないもののすばらしいコンディションの一日でした。メンバーは私を含め4人、初めてお会いしたKさんはなんと我が家の近くにお住まいでした。カヤック出来る方が近くにいると思うだけですごく嬉しい気持ちになりますね。
さてスタート地点に移動。車内から見る川は水が少なそうな印象でしたが、実際に川に出てみると水量は十分でした。船底を擦るようなところはほとんど無く、快適にダウンリバー出来ました。瀬は難しいところや危険箇所は特になし。一部人工物があり、ポーテージが必要な堰堤が1カ所。そのほかは適度なスピード感のある川下りが楽しめます。水は透明ではなく薄いグリーンでした。それがまた空の青さや残雪の白とマッチしてとてもきれいでした。また所々で硫黄の香りがして、温泉が流れ込んでいる様でした。
こんな感じの快適な瀬が続きます
ウサギが横たわっている様に見える?残雪もありました

この日はPyranhaVarunをもって行きましたが、正解でした。ダウンリバーも瀬遊びも気持ちよくできました。

途中サーフィンしたり、スピンしたりとタップリ遊びながらも2時過ぎにはゴール。爽快な一日を過ごせました。
ゴール付近ののどかな風景
しかし残念ながらこれも現実です

帰り道で見つけた滝谷川の支流、Class5のクリークです。今度はここやっつけますか。


ところでこの日は行き帰りに常磐道~磐越道を使ったのですが、去年まで目立った震災による磐越道の凸凹がほとんど消えていたのには感心しました。しかも新しい舗装はアスファルトの材質が違うのか、すごく静かで快適にドライブできました。道がいいと疲れも少ないですね。工事の方のご苦労に感謝いたします。

動画はこちらでご覧ください