2015年12月20日日曜日

南会津でG4サミット

11月22日は舘岩川~伊南川に行ってきました。
この日はミスター会津Kさんのお誘いでアラカンG4(還暦前後のじじい4人)が集合。偶然にも全員が茨城県南在住で、AGK4結成となりました。
この日のコースは舘岩川(西根川の合流部)から伊南川赤岩温泉付近までのロングコース約8Km。道路から見るとかなり水が少なく見え、果たしてたどり着けるのか?
スタート付近にて
今回初めてご一緒させてもらったMさん、隣町在住の同年代。これからもよろしくお願いします。
しかし、川に出てみるとそれなりに流れていました。もちろん雪解け時期のようにではありませんが、充分カヤックを楽しめる状態でした。意外にここは通年漕げるのかも知れませんね。
舘岩川より川幅が広い伊南川も進むのに苦労するかと思いましたが、すんなり進めました。
ただ、9月の関東東北豪雨の爪痕は各所に見られました。そしてこの日は何事もなく帰れるかと思っていたら、最後にトラップに引っかかってしまいました。強烈なホールに捕まり脱です、トホホ。
ゴール近く、写真右前に見えるホールに捕まりバックエンダー後沈脱させられました。
AGK4の面々、これからが楽しみです

2015年11月8日日曜日

桂川の栄光と挫折


11月1日はClass5桂川アッパーセクションツアーに行ってきました。
ダム放水のわずかな期間だけ下れるこの区間、今回で3回目です。前回は昨年11月、その前は1月でした。どちらも沈脱こそ無かったのもの、ハラキリ、プレサムライではかなり揉まれまれてさんざんでした。さて今回は・・?前二回はディーゼルに乗っていましたが、今回はZEN(S/M)です。まだあまり慣れないのでどうかなぁ~。
この日のメンバーは5名、神戸から参加のM氏を中心に、Class5のコアメンバーが集まりました。緊張しながらスタートに向かいます。
天気は快晴、暑くもなく寒くもなしで上々のコンディションでした。ただ、この日は放流日だったらしく、予想外に釣り師がいっぱいいました。毎月第一日曜は放流日とのこと、皆さんも気をつけてね。
さて、ウオーミングアップが終わって二股の瀬(スタートの瀬?)。前二回とも沈してます。今回こそと右側から左を狙って飛び出しましたが中途半端。右岸に寄せられてぶつかり沈。ZENはロールが非常にしやすく、簡単にリカバーでき事なきを得ました。いつになったら綺麗にクリアできるのかな。メンバーも、綺麗に抜けたりやられたりでした。

この日の桂川、紅葉は始まっていましたが、見頃はもう少し先か

二股の瀬を見事にクリアするS氏
その後もいろいろ瀬があり、シュガードロップへ。過去2回とも沈しています。今回こそと挑戦するもあえなく沈。しかもロールしようとしたら岩に押しつけられ何にも出来ず脱!トホホです。あとで画像見ると、ホール右を降りているのに、降りてからホール側に寄ってしまって沈していました。この一瞬の判断が正確に出来ていないですね。アゲヅラで初の脱。いや、参りました。他の皆さんはごく普通にクリアでした。
このことで、自分の中ではテンション↓↓。年で判断力がにぶったかな、漕ぐ回数が減ったから漕力さがったかな、ZENは自分にあわないのかな、この先の瀬は大丈夫かな・・・と思いが巡ります。
と、ぐたぐた考えている間にプレサムライに到着。ここも前2回沈しています。Yararenger師匠もM氏も難なく通過。大丈夫かなとビビリながらスタートするも、なんとか普通に通過。その後のサムライもまあ難なく通過。今年は瀬の形がかわって優しいとのことですが、それでも過去沈していたところが無事だったのでちょっとテンション回復。
そしていよいよハラキリ。ここは初回はまん中ルート、2回目左ルートでいずれも沈しています。
今年は左もまん中も使えない形に変わったので、右からの攻略です。
まずはYararenger師匠がお手本。何事もなかった様にスムースにクリア。そのコースを忘れないうちにと続いて私が挑戦。

何気なく、綺麗にハラキリを通過して行くYararenger師匠

奇跡的にすんなり通過できた私
やはり見事クリアのN氏
なぜかハラキリの時だけは落ち着いて教わった通りのルートをとれて、すんなりクリア!いやぁ、気持ちよかった。さっきまで↓↓のテンションは↑↑↑。まったく、勝手というか単純なモンですね。やっぱりZENでよかったな、なんて思い始めました。
メンバーもクリアしたり出来なかったり。しかし特に脱も無く無事通過です。
その後もなかなか難しい瀬がありましたが、ルンルン気分で通過。ようやくゴール前に到着。しかしここで大失敗。ゴールの目の前のホール、岩の上をブーフして通過するか、ホールの左を行くか、あるいは全く別の安全な右ルートを行くかの三択です。前回はホール左をぬけ、なんと言うこともなかたので今回もそのルートでと漕ぎだし、ホール左を抜けたつもりだったのですが・・。あとで動画を見ると自分からホールに突っ込んでいる様に見えます。どうしちゃったの?浅いホール内で沈して、背部と後頭部を強打。そのまま岩に押しつけられ脱!と思う間もなく下流に流されました。するとそこには激しい瀬の3連発!息を吸うだけがやっとでした。なんとかYararenger師匠のレスキューで事なきを得ましたが、きつかったぁ~。ここにこんな瀬があったのですね。泳いだ人しか知りませんわな。ふと見るとゾウの実物大石像がありました。なかなか立派。これも普通の人は見たこと無いだろうな。まあ、こんなここまで泳ぐ人はあまり増えてほしくないですが。
と、まあ浮いたり沈んだりが激しい一日でした。

ゴールで泳いだ人だけが目にする事が出来るゾウの石像




2015年10月25日日曜日

紅葉と快晴の檜枝岐



10月18日は檜枝岐(伊奈川上流部)に行ってきました。
今年2回目の檜枝岐、メンバーは元やん、ぺーさん、ソラさん、ナスミンさん、へたっぴカヤッカーさんと私の6名、北関東福島オヤジ連合です。
この日は快晴、気温も20度前後まで上がり、清々しいコンディションで紅葉と清流を楽しむことが出来ました。
コースはアッパー後半とミドルの定番です。水はかなり少なめでした。
瀬は毎回少しずつ変わっています。今回は9月の関東東北豪雨の影響もあった様です。ただ、檜枝岐は通過してきた舘岩ほどの災害にはならなかった模様。
前回あった屏風岩1段目左のログは無くなっていました。カエル跳びもすこし流れが変わって簡単になっていました。黄金の一マイル手前の長い下り、以前は本流に岩があり右に避けていましたが、今度は本流が通過しやすくなりました。イナズマは、かなり以前に近づいてきましたが、緊張せず楽しめる程度の短いが楽しい瀬になっています。

北関東福島オヤジ連合の面々
アッパーの核心部を難なくこなす元やん
S字滝はこの日も見逃してやりました

今回の核心部は瀬ではなく紅葉の渓谷
かなり復活のイナズマ。楽しく通過できます。

まあしかし、この日の核心部は瀬ではなく美しい紅葉でしょう。大当たりでした。
 〆は開山で裁ち蕎麦をいただき、帰途につきました。
いや、贅沢な一日を過ごせました。



  1. 動画はこちらでご覧ください


2015年10月12日月曜日

コンノ、今度こそ

10月8日、9日は長良川のカヤックスポット、コンノ(木尾)に行ってきました。
10月10日に京都で親戚の慶事があるため、車で西へ。夏休みの残り分をあわせてとってコンノで2日漕ぐ事にしました。朝5時に家を出て、中央道を通り道の駅美並についたらすでに12時。ちょうど日本代表S松さんが上がってきたところ。水位は良いとのことで、新美並橋で0.37、翌日は0.36でした。ウェーブというよりウェーブホールのような状態です。
まずは道の駅できつねうどん食べてからスポットへ。すると地元のベテラン2人が遊んでました。現地ゲストハウス笑びのご主人・Iさんと、地元の重鎮Kさん。思い思いにくるくる回ったりループで飛んだり。さすが自由自在ですね。私は久しぶりのStarにのるので、こわごわでスタート。すぐ沈ですが、7年くらい前に来た時よりは持ちこたえられるようになりました。
やがて二人は帰ってしまい、コンノ独り占め。それでも疲れるので休み休み。時計回りのスピンはなんどか。反時計回りは1回だけ。あとはやられループもどき、やられマックもどき。それでもいくつかコツを思い出し、サイドサーフィンでスポット内の移動はそこそこ出来るようにはなりました。
とにかくパドルに体重を預けず、カヤックの中心に重心をかけ続けること。上流を見ること。先行動作。これらはいつもYararenger師匠に言われていることですが、いざスポットに入るとすぐ忘れてしまうんですね。でもこれを意識するだけで、かなり沈までの時間が長くなったように思います。
この日は3時頃まで漕いで終了。
翌朝出発準備でふとデジカメを見ると、液晶画面が曇っている!カメラ内に水が浸入してしまったようです。なんで・・?どうも電池・カードのハッチがしっかりロックされていなかったようです。トホホですが、購入1年以内なのでまずは修理依頼をしてみますね。
というわけで9日は午前中いっぱい、一人でコンノ独占。それでも出来ることは前日と大差なし。一番右側までゆくと流されてしまいますが、その少し手前だとサーフィンができるようでした。
2日間ともすぐ近くに2人の地元釣り人がおられましたが、信じられないくらいフレンドリーでいろいろお話をさせてもらいました。どの川でもこんな風に釣り人も交えて川を楽しめれば良いな。
というわけで、画像はほとんどありません。カヤックスキルも自分で思ったほどで無かったですが、充分堪能できた2日になりました。
今度来る時はカート、ループ、びしびし決めてやるゼ!



2015年8月14日金曜日

過ぎゆく夏を檜枝岐で堪能する

 8月9日は今年はじめての檜枝岐に行ってきました。
 この日はへたっぴカヤッカーさんと二人だけのカヤック。それぞれの車で檜枝岐を目指しました。
朝6時過ぎに家を出て9時半には屏風岩着。水はかなり少なく、しかしとてもきれいです。空は青く、緑が水面に映り込んでいました。まずはS字滝を下見、やっぱり難しそうだな。レスキュー要員が一人なので、やっぱり止めておいてやるか。今度来る時まで見逃してやりました!
 10時過ぎにアッパー後半からスタート。すぐに釣り人が2人いましたが、フレンドリーで竿をあげてくれました。ありがとうございます!初めてアッパーに来た時は、凄いところだと思いましたが、水量が少ないこともありどちらかというと癒し系。あっという間に屏風岩手前に到着。
屏風岩の手前、以前はポーテージすることも多かった瀬は形が変わり、楽しく通過できる様になりました。でも私はここで沈!この日乗ったZEN(S/Mサイズ)は2回目でしたが、早くて軽く、思ったところに素早く行けます。ただ思った以上に進んだり、早く判断しないと予想外の所まで行ったりすることがあり多少の慣れは必要なようです。ロールはナノよりかなり上がりやすい印象でした。

この日の檜枝岐川。水はかなり少ないですが、あくまで透き通っていました。写真はカエル跳びの瀬。右からの巻き返しが強く、危険ではないがちょっと難しかったです。

ZENは軽くて早い。思ったより先に行ってしまう事も度々あり。

へたっぴさんはきれいなカラーのFUNで楽しんでいました
屏風岩上段、一番左はログが入っており通れません


S字滝、水が少なく巻いています。左岸は直接岩に当たっておりちょっと危ない。2段目もかなりの落差あり。
その後は定番のミドルコース。低水位でしたが引っかかるほどではありませんでした。黄金の一マイルもホントにきれい。適度な流れに身を任せ緑の中を進みました。
そしてイナズマドロップ。やや戻ってきてますが、往事の迫力はありません。でもブーフの練習には良さそうです。
いつ来ても美しい黄金の一マイル

イナズマを華麗にこなすへたっぴさん
最後はへたっぴさんがアブ攻撃にあい苦戦。それでも1時前にはゴール出来ました。曲がり屋で蕎麦をいただき帰途につきました。


動画はこちらでご覧ください

2015年7月26日日曜日

二度目の摺上川は癒しのクリークだった

7月20日の海の日は摺上川に行ってきました。
実はこの連休、生保内に行くつもりで宿をとっていたのですが、台風11号の予報円がこの日の生保内を囲んでいたので17日の時点でキャンセル。関東はどこも増水でどこに行こうか迷うくらいでした。ところが鳥沢は水位高すぎ、ムモはあっさり低下、どうしたものか迷っていたところに元やんからお誘いあり。ナスミンさんと三人で摺上川へ行くことになりました。
さてこの川は2回目。前回は2011年の11月に来ています。その時は前半楽しく、後半はかなりきつかった印象でした。
しかし、今回ははじめから最後まで適度な楽しさで、気持ちよく過ごせました。
一つは、前回は崖崩れで回送が非常に遠回りで時間がかかったこと、二つ目として瀬に震災で崩れたところがありポーテージが必要だったところが2カ所ほどあったこと。三つ目に、テイクアウトの場所が工事で通れなかったので、さらに下流まで行く必要があり、その間の瀬が険悪かつポーテージを含んでいたこと。最後に今回の方が水量が少し多かったこと人数が少なかったこと。
そんなこんなで、今回はちょうど良い感じ。9時に飯坂インター近くに集合し、10時前にはスタート。12時にはゴールしていました。水量は7t/sとのことで、ちょうど良い感じ。天気は晴れてはいませんでしたが、川面には靄があり幽玄な雰囲気で下れました。

スタート付近のトロ場。幽玄な雰囲気の渓谷です。



元やん撮影のベストショット。ナスミンさん決めてます。

私も前回よりは余裕あり

元やんはロックスターでクリークをリードしてくれました
後半には落差50mくらいはある見事な滝が出現していました
摺上川、なかなか良いですね。また違った季節、違った水量で漕いでみたいです。元やん、ありがとう!

動画はこちらでご覧ください

2015年7月19日日曜日

自転車仙人北へ~その④楢葉から塩竃~

久しぶりに自転車です。
今回は前回ゴールの福島県楢葉町「道の駅ならは」をスタートし、一泊二日で宮城県の塩竃神社を目指します。そして今回乗る自転車はロードレーサー。それも25年前の旧車です。サカエのアルミフレームに、デュラエース7410(初めてのSTI)で組み、タイヤはもちろんチューブラー。クラインのATBに比べると乗り心地は固いですが、軽くてスピードが出るので距離は稼げます。
ちょっとはやめの夏休みをとって6月28日、朝9時過ぎに道の駅を出発。天気は曇りで蒸し暑く、時々小雨。やや向かい風で自転車にとってはかなりキツイ天候でした。



国道6号線を北へ走ると、交通量は徐々に減ってきます。その代わりパトカーがやたらとめにつくようになります。途中3回、職務質問を受けました。それぞれ免許証提示を求められ、職業、目的など説明しました。とても感じの良いおまわりさんばかりで、高知や福岡からの出向のかたでした。しかし3回目にはさすがにまいりましたが、事情を話すとその先の方に連絡をしてもらいこれ以上の職質を受けなくて良いようにしてくれました。
優しそうなお巡りさんに職質を受ける。この方は高知県警から1年間の出向だそうです。

さて、双葉町から南相馬までの帰還困難区域は高線量のため歩行者・二輪車は通行できません。その限界点まで自転車で行き、あとは車で通過しました。
その車から見る風景は、深く心につき刺さるものでした。かつて人が暮らした家々はバリケードで封鎖され、入れなくなっています。店舗はガラスが割れ、商品が散乱したまま。田んぼは、もう田んぼとは見えずただの荒野です。日本の自然が美しいのは人の手が入っているからなんですね。全く荒涼とした世界でした。今年末から帰還を始めるって・・、本気ですか?賠償をしたくないからそんなこと言ってるのでしょと穿った見方をしたくなります。とにかく、日本にはノブレス・オブリージュは無いのですね。というかその真逆の社会、弱いものしか罪を問われない社会ですね。
大津波を予測できなかったため、自動車教習所の人は罪を問われ、放射線をまきちらした東電も政治家も誰も罪を問われない。それを見たらまた再稼働しようと思う人がいるのも当然ですよね。
でもこの現場を見たら、復興はそんなに生やさしくない事がはっきりします。またもし万一別の場所で同じような事故が起こったら、今度こそ日本は死んでしまいますよ。

すべての家はバリケードで封鎖されています
おそらく田んぼだったと思われる荒野

南相馬の太田地区からはまた自転車可能となっていました。再度自転車で相馬を目指し、国道6号を北上します。天気はやや回復するも向かい風。風景は次第に普通の日本の風景に戻り、やがて相馬市内へとたどり着きました。
この日のゴール、相馬駅にて

相馬駅についてからは、この日お宿、茂庭温泉に車で移動。
翌朝は相馬駅に車で戻ってきてスタート。相馬は落ち着いた良い町並みですめ。でも郊外は殿にでもあるチェーン店が並んでいるだけですが。
相馬を出て新地町を過ぎると山元町。ここはかなり広範囲に津波にやられていました。国道6号のすぐ海側には、いまも不通のままの常磐線の工事中が大規模に行われていました。でも私の生きている間に常磐線で仙台まで行けるようにはならないだろうな。

向こうに見える高架があたらしい常磐線


この日は天気も回復、しかもやや追い風となり良好なコンディション。しかしなぜか右のアキレス腱が痛み出し、次第にスピードが上げられなくなってきました。それでもなんとか予定通りに進み、阿武隈川を渡って岩沼市に入ります。その後すぐ国道6号から4号線に曲がり、さらに仙台空港方面に曲がって行きます。なんと空港滑走路の下のトンネルを通過、名取市へと進みます。この辺でGoPROのバッテリー切れ。しかしこの辺はまったく味気ない風景でした。海側では堤防と道路の工事を延々とやっており、通った県道はトラックとトレーラーがほとんど。途中にコンビニもなく、周りには稲の植わってない田んぼが広がり殺伐とした風景。ようやく見つけたコンビニで遅い昼をたべ、また塩竃に向かいます。それでも仙台港を過ぎると道も風景も次第に普通になってきます。
脚も相当きつくなった頃、ようやく塩竃市に到達。しかしゴールの塩竃神社がなかなかわからない!なんどかうろうろして、最後きつい坂を登りなんとかゴール!
塩竃神社は非常に由緒ある立派ぁ神社でした
 その後車で石巻に移動。旧国立競技場の聖火台を見て、石ノ森萬画館に行ってきました。
いや、時間があったらもっとみたかったなぁ。


さて、これで継ぎ接ぎですがつくばから塩竃まで自転車でやって来ました。この先はどうしようかな・・・。

動画はこちらでご覧ください



2015年5月17日日曜日

オヤジふたりの北海道ツアー~その③~

さてオヤジ二人の北海道ツアーもいよいよ怒濤のクライマックスを迎えます。
最終日5月6日はHOAのアテンドで沙流川に行きました。
HOAはおもにラフティングをやっている会社ですが、カヤックやバンジージャンプなどもやってます。社長はオーストラリア人のパットさん。この日は我々二人のために、社長とネパール人のガイドとの豪華二人体勢で沙流川に挑戦です。
沙流川は普段はおとなしいファミリーコースなのですが、この日は雪解けと前々日の雨で大増水。まさに怒濤となって我々を待ち受けていました。
午前中は下流コース。茶色の濁流がすごい早さで流れていましたが、「午前中は午後の練習だ」とのこと。瀬はさほど複雑ではないものの、波がでかい、流速早い、ホールがキツイの三重苦。舟はナノ(L)を使わせてもらいましたが、普段使っているNANO(M)よりかなり大きい感じで思い通りに動いてくれません。おまけにバトルも違うので(という言い訳)あまり難しくなさそうなところで沈脱。すぐレスキューしてくれましたが、それでも流れが速くそこそこ流されてしましました。この一件で気持ちが守りに入ってしまい、以後はさらに消極的な漕ぎになってしまいました。
それでも何とか午前中は完漕。HOAベースに帰ってチャイとネパールカレーをいただきほっと一息。
この日ガイドをしてくれたパット社長
へたっぴさんはピラニア・シバがちょうど良かったようです

私はナノ(L)がちょっと大きかったか?

午前最大の瀬ヒーロールートを行くへたっぴさん。私はチキンルート

ベースにたどり着いてほっと
 さて、午後は沙流川上流、HOAベースからすぐの所がスタートです。午後はラフトも一緒に下ります。舟はバーン(S)に換えてもらいましたが、でも今度はちょっと小さすぎかな?気持ちは相変わらず消極的なまま。はじめの瀬でいきなり沈しましたが、ロールはすんなり成功。それにしても波はでかく、水が重い感じです。瀬か午前中よりかなり複雑で、テクニック、パワー、そして気力も必要です。とくにでっかい堰堤の水門に突っ込む時はかなりの勇気がいりました。
それでもゴールが近づいてきた頃、何という事の無いところでこの日2回目の沈脱。かなり長く泳ぎ、舟は遠くへ流されてしまいました。ゴール後すぐに大きな堰堤があり、今度沈脱してそこまで行くと生きて帰れないよ脅され、無念の投了。生まれて初めてラフトにピックアップされてゴールを目指すことになりました。
午後はBurn(S)にのりましたが、ちょっと小さめ

舟を流してラフトのクルーになりました、トホホ・・・

その後と沈脱してとぼとぼとラフトまでやってくるへたっぴさん

岩にラップしたラフト。この先に巨大堰堤が待ち構えています

ラフトに乗った時は強い屈辱感に襲われましたが、いざこぎ出すとこれがなかなか面白い。とにかく舟が重くてなかなか進みません。手こぎは無理なので、どうしても体幹を使った漕ぎになります。これはカヤックのトレーニングに良いですね。それにクルーみんなの漕ぎがかみ合うとすごく進みます。考えてみればラフトに乗ること自体も初めてだったので、まあ貴重な体験でした。
さて最後の瀬、ラフトからへたっぴさんのカヤックをうらやましそうに見ていたらなんと沈脱。我々の目の前を流れていってしましました。すこし先でピックアップして、結局二人ともラフトクルーとなってしまいました。
そしていよいよゴールという目前、前を行くラフトがラップ!クルーはほとんど流され、二人だけ引っかかった岩に登って助けを待っています。我々も乗っていたラフトのガイドとともにラップはがしを手伝いました。そんなこんなで大幅に時間超過。帰りの飛行機に間にあうか?
ゴール後着替え終わったらすでに3時半。午後6時過ぎのフライトのため、一目散に新千歳へ向かいました。飛ばしに飛ばしてなんとか5時過ぎに千歳のレンタカー屋さんに到着。空港でチェックインし、ビールを飲む時間がありました。
いやあ、いろいろあった。悔しさ7,楽しさ3くらい?でも最後のビールが旨かったら、赦す!


動画はこちらでご覧ください

2015年5月16日土曜日

オヤジふたりの北海道ツアー~その②~



ツアー3日目、5月5日は歴舟川に行きました。
この日のコースは坂下取水堰の下から、ゴールは昨日と同じカムイコタンキャンプ場まで。
前日と同じくスタートに舟を用意してゴールに戻り、着替えてからタクシーで再度スタートに上がりました。川は昨日とはうって変わって茶色の濁流。昨夜は上流でかなり雨が降ったようです。
川岸でスタートの準備をしていると、ウェーダーをはいた3人連れがやって来ました。釣り竿は持ってないし、何をしに来たのかな?一人は金髪の白人男性、残りは品の良い夫婦らしい中年の男女。聞いてみると、なんと砂金を採りに来たそうです。昨年は4gほど採れたらしい。歴舟川は昔から砂金が採れるそうです。道の駅コスモール大樹では砂金採りの道具を貸し出しているそうなので、歴舟川に行く方はぜひ道具を持って行きましょう。

ダッキーに空気を入れている間もまた楽しいひととき。この日は砂金採りとの出会いもありました。

さて川に出ると、あちこちでボイルが渦巻いておりちょっと怖い感じです。と思っていたら、へたっぴカヤッカーさんが最初の瀬で沈脱。でもそのまま再上艇してツアーをつづけられました。とにかくこの日の歴舟川は水が多くて流れも速く、トロ場ありません。但し瀬らしい瀬もなく、ただただ下流に流されて行く感じでした。
いきなり沈脱してぐったりのへたっぴカヤッカーさん

でもその後はタダ流されて行くだけ
後半は天気も回復、快速ダウンリバーが出来ました